※この記事は2026年5月時点の情報をもとに作成しています。メモリ価格は変動が激しいため、購入前に最新価格をご確認ください。
自作PCのパーツの中で、2026年現在最も価格高騰の影響を受けているのがメモリです。選び方を間違えると「マザーボードに刺さらない」「性能を発揮できない」といったトラブルにもつながります。この記事では初心者向けに、メモリ選びの基本を整理します。
まず確認:DDR4とDDR5の違い
現在のデスクトップPC向けメモリには主にDDR4とDDR5の2規格があります。形状が異なるため物理的に互換性はなく、どちらを選ぶかはCPUとマザーボードの対応規格によって決まります(価格.com参照)。
| DDR4 | DDR5 | |
|---|---|---|
| 対応CPU(AMD) | Ryzen 5000番台以前(AM4) | Ryzen 7000番台以降(AM5) |
| 対応CPU(Intel) | 第12〜14世代の一部 | 第12世代以降の一部・Core Ultra全般 |
| 価格(32GB) | 約1.5〜2万円 | 約4〜6万円(高騰中) |
| 性能 | 枯れた安定規格 | 高速・大容量に対応 |
2026年現在のDDR5は大幅に値上がりしており、DDR4の2〜3倍の価格水準です。コストを抑えたい場合はDDR4対応のAM4プラットフォームも選択肢になります。
容量はどのくらい必要?
| 用途 | 推奨容量 | 備考 |
|---|---|---|
| 事務・ブラウジング | 16GB | 最低限として動作する |
| ゲーミング | 32GB | 2026年の標準。16GBでは不足するタイトルが増えている |
| 動画編集・クリエイター | 64GB以上 | 4K編集・大規模プロジェクトには必須 |
ゲーミング用途では以前は16GBが標準でしたが、2026年現在は32GBが推奨です。メモリ高騰中ではありますが、後から増設するよりも最初から32GBを用意する方が長期的にコスパが良いです。
デュアルチャネルで使う
メモリは同じ容量・同じ規格のモジュールを2枚セットで使うことで「デュアルチャネル動作」になり、1枚挿しより大幅に性能が向上します。32GBなら16GB×2枚、16GBなら8GB×2枚という構成が基本です。
マザーボードのスロットには色分けがされており、同色のスロットに2枚挿すのが一般的です。詳しくはマザーボードのマニュアルを確認してください。
速度(動作クロック)の選び方
DDR5メモリには速度の違いがあります。パッケージに「DDR5-6000」「DDR5-5600」などと記載されている数字が動作クロックです。
| 速度 | 特徴 | 向いている用途 |
|---|---|---|
| DDR5-4800〜5600 | エントリークラス・比較的安価 | 事務・一般用途 |
| DDR5-6000 | コスパと性能のバランスが良い | ゲーミング・クリエイターの標準 |
| DDR5-7200以上 | ハイエンド・価格対効果が薄い | オーバークロック目的のみ |
ゲーミング用途ではDDR5-6000が現在最もバランスの良い選択肢です。DDR5-7200以上は価格が跳ね上がる割に体感できる性能差は限定的です(価格.com参照)。
XMPとEXPOについて
メモリはそのまま挿しただけでは定格(JEDEC)速度で動作し、パッケージに記載されている速度が出ません。BIOSで以下の設定を有効にすることで、表記通りの速度で動作します(Intel・AMD各公式サイト参照)。
| 規格 | 対応プラットフォーム | BIOSでの設定項目 |
|---|---|---|
| XMP 3.0 | Intel(第12世代以降) | BIOSで「XMP」を有効にする |
| EXPO | AMD(Ryzen 7000以降・AM5) | BIOSで「EXPO」を有効にする |
購入するメモリがXMP・EXPOどちらに対応しているか確認しておきましょう。2026年現在、多くのハイエンドメモリキットは両方に対応しています。また購入前にマザーボードメーカー公式のQVL(動作確認済みメモリリスト)で互換性を確認するのがおすすめです。
まとめ:メモリ選びのチェックリスト
- CPUとマザーボードの対応規格を確認する(DDR4 or DDR5)
- 2枚セット(デュアルチャネル)で購入する
- ゲーミングなら32GB・クリエイターなら64GB以上を目安にする
- DDR5はDDR5-6000がコスパの基準点
- XMP / EXPOに対応しているか確認する
- マザーボード公式のQVLで互換性を確認する
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