※この記事は2026年5月時点の市場価格・ベンチマーク情報をもとに作成しています。GPU価格は変動が激しいため、購入前に最新価格をご確認ください。
自作PCのパーツの中で、ゲーミングやクリエイター用途において最も性能に直結するのがグラフィックボード(GPU)です。一方で価格が高く、選択肢も多いため「何を選べばいいかわからない」という声をよく聞きます。
この記事では、初心者向けにグラフィックボードの基本的な選び方を整理します。
まず確認:グラフィックボードが必要な用途・不要な用途
| 用途 | グラフィックボード |
|---|---|
| ゲーミング(3Dゲーム全般) | 必須 |
| 動画編集・3DCG・イラスト制作 | あると大幅に快適になる |
| 動画視聴・ブラウジング・Office作業 | CPU内蔵グラフィックスで十分 |
事務・一般用途のみであればグラフィックボードは不要です。その場合はCPU内蔵グラフィックス搭載モデルを選んでください(内蔵グラフィックスなしのCPUを選ぶと画面が映りません)。
グラフィックボード選びの3つのポイント
① VRAMの容量を確認する
VRAM(グラフィックボード専用のメモリ)は多いほど高解像度・高画質設定に対応できます。2026年現在、最低でも16GBを推奨します。
8GBモデルは価格が安いですが、最新ゲームや高解像度での使用で不足するケースが増えています。同じ製品でも8GB版と16GB版があるため、購入時に必ずVRAM容量を確認してください(NVIDIA・AMD各公式サイト参照)。
② 解像度・用途に合わせてグレードを選ぶ
| 解像度・用途 | 目安のGPUグレード | 価格帯(2026年5月) |
|---|---|---|
| フルHD(1080p)ゲーミング | RX 9060 XT / RTX 5060 Ti | 約5〜9万円 |
| WQHD(1440p)ゲーミング | RTX 5070 / RX 9070 XT | 約9〜11万円 |
| 4Kゲーミング・ハイエンド | RTX 5070 Ti / RTX 5080 | 約15〜25万円 |
| 動画編集・クリエイター | RTX 5070 / RX 9070 XT以上 | 約9万円〜 |
③ NVIDIAとAMD、どちらを選ぶか
2026年現在の主流は以下の2ブランドです。
| NVIDIA(GeForce RTX) | AMD(Radeon RX) | |
|---|---|---|
| 強み | DLSS 4・レイトレーシング性能・クリエイター向けCUDA対応 | コスパ・VRAM容量・消費電力の低さ |
| 弱み | 価格が高め | レイトレ性能・一部ソフトのCUDA非対応 |
| 向いている人 | 最新技術を使いたい・クリエイター用途 | コスパ重視・レイトレを使わないゲーマー |
2026年5月時点のミドル帯おすすめ2択
フルHDゲーミングで最もコスパが高いとされているのが以下の2モデルです(価格.com 2026年5月参照)。
RTX 5060 Ti(16GB):約9万円前後
- DLSS 4・マルチフレーム生成(MFG)対応
- GDDR7メモリ搭載でWQHD以上でも余裕がある
- クリエイター用途(動画編集等)にも対応しやすい
- レイトレーシングゲームを楽しみたい方向け
RX 9060 XT(16GB):約5〜6万円前後
- フルHDゲーミングの純粋な描画性能はRTX 5060 Tiとほぼ互角(約2%差)
- 価格差は約3〜4万円あり、浮いた予算を他パーツに回せる
- 消費電力が低く(約150W)、電源ユニットのコストも抑えやすい
- レイトレーシングを使わないゲーマーには合理的な選択肢
どちらを選ぶかは「DLSS 4やレイトレーシングを使いたいか」が判断の分かれ目です。使わないのであれば、RX 9060 XTの方が浮いた予算を他のパーツに回せる分、総合的なコスパは高くなります(価格.com 2026年5月参照)。
購入時の注意点
- 8GB版と16GB版の混在に注意:同じ製品名でも容量違いが存在します。必ず商品ページでVRAM容量を確認してください
- 電源容量の確認:RTX 5060 Tiは約200W、RX 9060 XTは約150Wの消費電力です。電源ユニットの容量に余裕があるか確認しましょう
- PCIe 5.0スロット対応:最新GPUはPCIe 5.0に対応しています。マザーボードがPCIe 4.0でも動作しますが、最大性能を発揮するにはPCIe 5.0対応マザーボードが理想です
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