※この記事は2026年5月時点の情報をもとに作成しています。
自作PCを始めようとしたとき、最初に迷うのがCPUとマザーボードの選び方です。この2つは「セットで選ぶ」必要があり、片方を間違えるともう片方が使えないという落とし穴があります。
この記事では、初心者が迷わないための基礎知識を整理します。
まず知っておくべき「ソケット」の話
CPUとマザーボードにはソケットという接続規格があります。ソケットが一致しないと物理的に取り付けができません。これが互換性の基本です(AMD・Intel各公式サイト参照)。
| メーカー | CPU世代 | ソケット | 対応メモリ |
|---|---|---|---|
| AMD | Ryzen 9000番台(Zen 5) | AM5 | DDR5 |
| AMD | Ryzen 7000番台(Zen 4) | AM5 | DDR5 |
| AMD | Ryzen 5000番台(Zen 3) | AM4 | DDR4 |
| Intel | Core Ultra 200S(Arrow Lake) | LGA1851 | DDR5 |
| Intel | 第12〜14世代(Alder/Raptor Lake) | LGA1700 | DDR4 / DDR5 |
重要なポイントが2つあります。
- AMDのAM5は将来性が高い:Ryzen 7000番台から9000番台まで同じAM5ソケットを使用しているため、マザーボードを買い替えずにCPUだけアップグレードできる可能性があります(AMD公式サイト参照)
- IntelのLGA1700とLGA1851は見た目が似ているので注意:Core Ultra 200Sシリーズ(Arrow Lake)はLGA1851であり、第14世代のLGA1700とは別物です。購入時は必ず対応ソケットを確認してください(Intel公式サイト参照)
チップセットって何?選び方は?
同じソケットでも、マザーボードには複数のグレード(チップセット)があります。初心者が覚えておくべき目安はシンプルです。
| グレード | AMD(AM5) | Intel(LGA1700) | 向いている用途 |
|---|---|---|---|
| ハイエンド | X670E / X670 | Z790 | オーバークロック・上位構成 |
| ミドル(おすすめ) | B650 | B760 | ゲーミング・クリエイター向け |
| エントリー | A620 | H770 / H610 | 事務・一般用途 |
初めての自作であればミドルグレード(B650 / B760)を選んでおけばほぼ間違いありません。コストと機能のバランスが良く、ゲーミングからクリエイター用途まで幅広く対応できます。
マザーボードのサイズも確認が必要
マザーボードにはサイズ規格があり、PCケースと対応している必要があります。
| サイズ | 特徴 | 向いている用途 |
|---|---|---|
| ATX | 標準サイズ・拡張スロットが多い | ゲーミング・クリエイター向け |
| Micro-ATX | ATXより一回り小さい・コンパクト | 事務用途・省スペース構成 |
| Mini-ITX | 最小サイズ・拡張性は低い | 小型PC・持ち運び用途 |
ケースの対応サイズとマザーボードのサイズが合っていないと物理的に収まりません。購入前に必ず確認しましょう。
結局、今おすすめの組み合わせは?
2026年5月時点の価格.comランキングをもとにした、用途別のおすすめ組み合わせです。
| 用途 | CPU | マザーボード |
|---|---|---|
| 事務・一般用途 | Ryzen 5 9600X | B650M Micro-ATX |
| ゲーミング(コスパ重視) | Ryzen 5 9600X / Ryzen 7 9700X | B650 ATX |
| ゲーミング(上位) | Ryzen 7 9800X3D | X670 ATX |
| クリエイター | Ryzen 7 9700X / Core Ultra 7 270K Plus | X670 / Z790 ATX |
まとめ:この順番で選べば迷わない
- 用途を決める(ゲーム・事務・クリエイターなど)
- CPUを決める(ソケット規格を確認する)
- ソケットに対応したチップセットのマザーボードを選ぶ
- マザーボードのサイズとケースが合うか確認する
- マザーボードの対応メモリ規格(DDR4/DDR5)を確認する
この手順を踏めば「買ったけど使えなかった」という致命的なミスは防げます。
「パーツ選びの段階から任せたい」という方はお気軽にご相談ください。
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